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「副バ会長、前言の撤回を要求する」
あ、転校生君はスルーなんだね。さすが浪。
てか、さりげなく副バ会長って言ったよね。
良いと思うよ。
「・・・前言?」
浪の言葉に怪訝な表情を見せる副会長。
他の役員もそんな感じだ。
てか、副バ会長って言われた事に気付いてないとか、笑える。
「親衛隊が淫乱だと言った事だ」
あー、やっぱり。
「・・・はっ、何を言うかと思えば・・・。事実でしょうが」
んな訳ねーだろ、クソ眼鏡。
「そうだよねぇ」
「僕らは間違ってないよ」
「「ねー」」
ホモの奴らからみたら可愛いポーズなんだろうけど・・・。
「キモッ・・・」
思わず口をついて出てしまった。
だって俺ノンケだし。
「な・・・!?」
「そんな事言うとか、」
「「君って最低~」」
一々ハモらせんな、腹立つ。
「事実だろ?」
浪がフォローを入れてくれた。
まぁ、ますます怒る訳だけど、
それより五月蝿い奴がいた。
「なんで俺を無視するんだよ!人の事は無視しちゃダメなんだぞ!そのくらい常識だろ!」
君が常識を語らないで。
きっと、浪は凄く耳を塞ぎたいだろうね。
だって、俺の耳がキンキンしてる。
今度、浪と一緒に性能のいい耳栓探そう。
「おい!無視するなんてひどいぞ!ふざけるなよ!」
と、転校生君は浪に殴り掛かった。
あーあ、ご愁傷様。
ゴッ
「ぐ・・・っ」
鈍い音がして、転校生君は床に倒れこんだ。
詳しく説明すると、
・転校生君が浪に殴り掛かる。
・浪はそれを見ないで避けて、やっぱり見ないで転校生君に重い一撃。
・転校生君、沈没。
って感じかなぁ。
説明が雑なんて言わないでね。
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