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寮に戻るまでの道中にて
「えーと、浪?」
「なんだ」
「聞きたい事があるんだけどぉ、いい~?」
会話がないのが辛くて話しかけたけど、浪は不機嫌だから正直凄く怖い。
ちなみに、俺がチャラ男の口調なのは、どこで、誰が聞いてるなんて分からないから。
浪はきっと分かるんだろうなぁ・・・。
「いい」
あ、結構あっさり許可下りた。
と言う訳で、質問!
「浪ってさぁ、食堂出るときにぃ、会長とアイコンタクトしてたけどぉ、どぉゆぅ事なのぉ?」
「あぁ、そんなことか。それはただ単に、【仕事は手伝う】と伝えただけだ」
「へっ?」
意外過ぎて変な声出しちゃったじゃん!
「生徒会が嫌いなんじゃないのぉ?」
「団体と個人は違うからな。それに、中学の時に世話になった縁もある」
「へーぇ・・・」
「あ、そうだ。書記について、ある情報が手に入ったんだが、聞きたいか?」
「どんな情報?」
「書記は自分の親衛隊の隊長に絶賛片思い中」
「・・・マジで!?」
「チャラ男が行方不明だぞ。あぁ、本当の事だ」
「あはは、ありがとぉ~。ってか、それはそれでおいしい気がするよねぇ!」
「後で語ろうな」
どうやら浪の機嫌は少し良くなったようです。
ってか、一番聞きたい事は会長と何があったのかなんだけど・・・。
その後はそれとなく聞いても上手くはぐらかされてしまいました。
めでたし、めでたし。
って違あぁぁぁぁあう!!
でも、話し続けるのもメンドイから強制終了!
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