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なるべく人目につかないような場所を選びながら走る。
どうでも良いが、今の走る早さはウサイン・ボルトより早い。
人間の限界を超えてるという点には触れないでくれ。
そして、その部屋の近くまで行った。
・・・二階か。
袖から麻酔効果のある薬を塗ったダーツの矢(特注品)を取り出すと、近くの木に飛び乗る。
そして、間髪入れずに矢を投げれば、狙い違わず、まさに今男の子に覆いかぶさった発情期のゴリラに刺さった。
・・・窓ガラスの弁償はしとくか。
さっきのゴリラの仲間が騒ぎ出す。
俺は木から飛び、先程ダーツで割った窓から室内へと侵入する。
・・・窓が余計割れたな。終わったら掃除するか。
幾つか切り傷が出来たが、気にする程でもない。
俺は突然の侵入者に驚く馬鹿な奴らに、最上級の笑みを見せて言った。
「随分愉しそうじゃないか。俺も混ぜてくれよ」
その言葉をそのままの意味と勘違いしたらしい。
呆けていた顔を下卑た顔に変えると、
「副そーたいちょーさん、俺らと楽しいことしたいならいくらでも付き合うよー?顔立ちはかなりいいし、今まで何人もくわえ込んでたんでしょー?」
キモチワルッ!つか、人の事勝手に決めんな。
そういう奴らには躾が必要だな。
さぁ、お仕置きの時間だ。
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