仕事は溜めるもんじゃない

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何とか散らかった書類を整理し終えて、一息つく。 「・・・なぁ、仕事の手伝いを頼みたい奴がいるんだが、呼んでいいか?」 「かいちょ、いい・・・なら」 「そうか」 誠の許可も得られたので、携帯を取り出し、電話を掛ける。 ニ、三回呼出し音がしたら、ソイツが出た。 『やっぱ掛けてきましたか』 「ワリィ、お前の方も大変だったか?」 『いや。授業には出てないですし、見回りも終わったところなので問題ないです』 「じゃあ、生徒会の仕事を手伝ってくれ」 『分かりました。直ぐ行きます』 ツー、ツー、 会話終了。 さてと、アイツが来るまでに少しでも仕事を減らしておくか。 そしてまた、溜まりに溜まった書類に向き合い仕事を始めるのだった。
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