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ドカーン
いきなり大きな音がして2人は飛び起きた
「な…なんだ今の音は!」
「分からない…とにかく外へでてみよう」
外で2人が目にしたのは
なんと巨大な宇宙イカだった!!
「な…なぜこんなことに…」
「ここは安全なはずなのに!」
その時遠くから声が聞こえた
「シヴァ、ゼロ危ない!」
その瞬間に2人は宙に舞った
だがシヴァは傷どころか痛みも感じなかった
「こ…これはなぜだ」
戸惑いながらもゼロを探した
「ゼローどこだーゼロー」
その後ゼロは無惨な死体で発見された
ゼロの急死に悲しんだシヴァだったが自分の特別な力に少しずつ気づき始めていた
『なぜ痛みを感じなかったんだ…』
「グオォォォン!!」
考え事をしてる間にイカが襲ってきた
『こんなのできるかな…?』
「バリア!!」
シヴァがそう叫んだ瞬間、シヴァを取り囲むようにバリアが発生した
「グモ…?」
『す…すごい…!!』
「!! と、とりあえず早く逃げなければ……」
巨大なイカはバリアを壊そうと
躍起になっている。いつまで
耐えられるかわかったものではない。
彼女は走り出した……が
倒れているゼロの姿に足が止まる。
『ゼロ…。例え死んでいてもこんな所に体を預けるなんて
嫌に決まってる。何とか連れて行きたい…。でも…』
彼女が迷っていたその時
怒りにふるえたイカの一降りが襲い掛かった。
彼女が作り出したバリアは限界だった。
ガラスのように割れるバリア。
その衝撃で吹っ飛ぶ彼女。
ゼロの姿は崩れる瓦礫に消えた
「うぅ…ゼロ…は……」 崩れた瓦礫の中に変な形に曲がった腕が垂れていた
「ゼロォォォォォォォォォォォ!!」
彼女は叫んだ、
仲間を守れなかった絶望
目の前の強大な敵への憎しみ、怒りが彼女を包みこんでいった
「コロスッ…」
彼女の声はとても低く 人のだせる声ではなかった…
「コロス……コロス…うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
そして 彼女は巨大なイカを巻き込み、周囲の建物を飲み込むような大爆発を起こした
そして… 3日がたった
「うぅ…」
彼女は目を覚まし、辺りを見回した
彼女の目に飛び込んだ光景は 辺り一面は人の気配が感じない廃墟が広がっていた
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