103人が本棚に入れています
本棚に追加
戸惑う私の顔をチラチラとみながら男は口を動かし続けた。
「今度、新しい番組をするんだよ。一般人を集めてゲームをするんだ!」
ゲーム?
とにかくなんかいわなくちゃ。
「いや、あの無理…。」
必死に声をだしたのに、男はそれをさえぎって話を続けた。
「ただゲームに参加するだけ!優勝したら商品ゲット!負ければ罰ゲーム!一般人の中に有名人もいるよ?」
「あと一人足りないんだよ!番組収録まで時間ないしさ。どうかな?」
私はとにかく断らなくちゃと思いながら目でうったえてみたけど話はどんどん進んでいった。
男のお喋りはとまらない…。
最初のコメントを投稿しよう!