プロローグ

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別に学校が嫌いな訳ではないが。将来特に役にたちそうもないことを一生懸命やるのはなんかダルい。 といっても受験生の俺たちが勉強やらないってのもまずい気がしないでもない、しかし国家三種の勉強と学校の勉強は少しまとがズレていて、どうせ勉強するなら公務員の勉強がしたいものだと思う。 そんなことを考えながら 通い慣れた道を自転車で最寄り駅へ向かうと、近所に住んでいる山本 良助(ヤマモトリョウスケ)に遭遇した。 「おぉ良助!」 「修一じゃん!」 良助は少し遠い高校に通っていていつも電車の時間が一本早いので駅ではめったに会うことはない。
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