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弱い私は軽蔑されると怯え、私を見ていない人にまで怯える。
振るえて振るえて、その弱さをアピールするかのように。
それを攻撃的な俺がいつだって助けてやるのだ。
私を見るなと、罪の無い人を傷つけて、私を守れたと一人優越感。
馬鹿な茶番を繰り広げる狭い舞台。
自分はそれをいつだって一席しかない客席から黙って見ている。
自分以外、誰の席も無いここはとっても静か。
落ち着くのだけれど、時に無性に気分が悪くなったりするこの席が、自分の特等席だ。
足を組んで、未だに無様な茶番劇を繰り広げるお馬鹿さんたちを眺める。
あぁ、なんて救いの無いお話。
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