無様な茶番劇

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私は定期的に情緒不安定になる。 誰も居ない部屋で頭を抱えて、白いベットの上で独り言を繰り返す。 この時間は彼女にとっての懺悔の時間。 今までの罪に押しつぶされながら、必死に救いを求めるのだ。 そして自分に下される裁きは、いつだって自身を痛めつける無駄な行い。 私が情緒不安定になっている間の俺は、一人何をするでもなく心配そうに私の周りをウロウロとさ迷う。 私を守りたいけども守れない。 暴力しか知らない俺はいつだってこの時間は無力。 ただただ泣きながら独り懺悔する私を見つめるだけ。 彼に彼女を抱きしめてやる綺麗な腕は無い。 自分はいつだってこの時間が楽しくて仕方ない。 哀れな舞台の上を見ながら、厭らしい目で口に弧を描き笑うのだ。 これこそが至福。
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