NAO

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「おーい!!帰んぞ~」 「あ~!!待って!!」 「あのさ…前言ってた話だけど…俺さ……」 「ん??何??どしたの??」 「俺……学級委員のアノ子が好きなんだ…」 えっ?? 「いや……何かさ…お前には協力してもらいたいし、言っといた方がいいかな……って」 「へぇ…そうなんだ!!でもアノ子モテるから頑張ってね♪」 「おう!!ありがとな♪」 嘘……頑張んないで… 何でアノ子なの?? アタシはどんなにアナタと一緒にいても、振り向いてもらえなかったのに…… アノ子はたった数か月でアナタを振り向かせた…… もうアタシがどんなに頑張ってもダメだ…… だって…… アナタが好きな人は世界でアノ子だけなんだもん…
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