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気味が悪いので俺はその場から逃げ出した。
おっさんは変な呻き声をあげながら追ってきた。
俺は本気で「うわぁーーーー!」と叫び声を上げながら
ショッピングセンターの中で全力疾走した。
どうにかおっさんを撒いたところで俺は家に帰った。
カップにコーヒーを入れて飲んだら、どっと疲労感が襲ってきた。
しかしどこからか「オシッコ漏れたじゃないか」と聞こえてきた。
「え?」と思ったが、コーヒーカップの中におっさんの顔が!
俺は悲鳴をあげながら洗面所に駆け込んだ。
「ぜぇぜぇ・・・」と動悸が激しくなった。
「一体何がどうなっているんだ? 本当に家の中に入って
きたのか?」
意識は混乱するばかりなので、俺は冷静になろうと思い
顔を洗った。
顔をタオルで拭くと鏡にはあのおっさんの顔が!
「うぎゃーー!」と俺は絶叫した。
そうしてズボンはずぶ濡れになり、おれは異臭に包まれていた。
そう俺はあのおっさんになっていた。
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