守るべきもの <ギルフォード・ハイヘンベルク>
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「この国が未来永劫、他国から侵攻を受けない事――それが私の望みだ」 僕の聞き間違いではなかったみたいだ。 何というか…さすが王様とでも言うべきなのかな。 こんな盛大な願いを言われたのは初めてだよ。 開いた口が塞がらないや。 でもね、王様。 君には申し訳ないのだけれど… 「その願いは少し無理があるかな」 「何故だ?」 「余りにも多くの人間が関わりすぎているからね」
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