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"なんで自分なんだ!!なんで今なんだ!!"
って喚きちらして、暴れて、最後には泣き伏して。
そりゃ、中には自分の死期を悟っていて温かく僕を迎えてくれる人間もいるけど、そんなのはほんの一握りのものだ。
砂漠に落ちたボタンを見つけるぐらいの確率さ。
それなのに、だよ。
それなのにこの子は、まだたった17才で死を宣告されたのに普通にしている。
内心驚きの嵐が渦巻いているかもしれないけれど、それでも傍目には平常心そのものだったんだから。
(変な子・・・・・)
それが僕が彼女、フィオナ・シュールに抱いた最初の印象だった。
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