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「ねぇ、ルーク」
「何だい?」
「私が死ぬ一ヶ月の間、あなたは何をしているの?」
「そりゃ、君の側にいるよ。君の願いを叶えるために僕は来たんだから」
「どうやって?」
「今にわかるよ」
どこか腑に落ちない様な顔のフィオナと一緒に町に戻り、「ここが私の家よ」と示された場所に着いた。
「ただいま」
「おかえりなさいフィオナ。実はあなたに凄いお知らせがあるのよ!!・・・・・あら、後ろに誰かいるの?」
「あ、と・・・この人は・・・」
しどろもどろになり慌てているフィオナを横目に、僕は一歩前に出た。
「ちょっと!!」と止めるフィオナの声がしたけれど、今はスルーだ。
「ただいま、母さん」
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