1.出会い―愛Side

6/11
前へ
/300ページ
次へ
だから嫌でも学校行って、真面目に授業受けて真面目に帰る。こんな生活を余儀なくされるのだった。 だけど、学校に行ったら行ったで、部活やサークルの勧誘がウザかった。 「あ~!そこの君、君!そこの君!」 はい、ウザいの一匹入りましたとさ。あたしは呼び止められて振り向き、冷たく言ってやった。 「なんですか?」 「もう怖い顔して~!あのさ、俺たちアメフトなんやけど、今度、新歓するし、おいでや!女の子はタダやし、友達作れるチャンスやで!」 「あ~、結構です。」 はいはい、友達とか欲してませんけど。あたしはやる気なく言った。だけど、彼らも負けじと、押して押して押しまくってきた。 「まぁまぁ、そう言わんと!な?」 そんなこんなで、半ば強引に番号とアドレスを聞かれ、行くことになった。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加