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永山「了解!」
雨宮「俺が先導する!」
店の向かいの通りに渡る。
路地に入ろうとした瞬間、路地から人が飛び出してきた。
青年「って…やべ!俺っちは旨くないぞ!だから食うな!」
雨宮「…大丈夫だ、俺達は正常だ」
永山「大丈夫か?」
青年「お、おう…アンタら…どこ行くんだ?」
雨宮「俺の友人の家だ」
青年「そこは安全か?」
雨宮「ここよりは、かなり!」
青年「んじゃ、俺っちも連れてってくれ!」
永山「雨宮!連れてこう?」
雨宮「…そうだな、その方が良いかもな」
青年「助かる!俺っちは伊草だ!よろしく」
走り続け五分
雨宮「ここが俺の友人の家、取り敢えず入ろう」
雨宮がポケットから鍵を出し鍵を開ける
永山「?なんで雨宮が鍵持ってるの?」
雨宮「おれはここの奴が海外行ってる間の管理頼まれてるんだ」
伊草「なる程ね…」
雨宮「さ、入ろう?」
永山「そだね、アイツ等が来たらヤだし…」
伊草「ほら!早く!」
家の中はいたってモダンな作りで、余り他の家と安全度は変わらない気がする。
伊草「ここ…本当に安全なのか?」
雨宮「大丈夫!ここの窓は全部防弾加工、壁、床も同様、更に非常食も完備!」
永山「すげー…」
伊草「俺っちの友達にも似たようなのが居たな…」
雨宮「ん?でも…いや…何でもない、TVでも観よう」
永山「何だよ、気になるな」
伊草「TVだな?付けるぞ」
TV「と言う訳で警察の方ではs玉県の全方位を警戒し、あのゾンビどもs玉県内に閉じこめます!」
永山「俺達も閉じこめられるのかな?」
TV「繰り返します。我々警察は、あの奇人達に話合いの余地は無いと判断し、排除する事に決まりました。奴等を今後ゾンビと呼びます。ゾンビは、未だs玉県内でしか確認されておらず、一種の感染症の疑いも」
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