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校門で立花さんと別れたあと、僕は公園でのんびりしていた。
ただ家に帰りたくなかっただけだけど。
ちなみに、家には誰もいない。一人暮らしだ。
一人暮らしはいい。誰にも何も言われずにすむし、気が楽だ。
なんて。何となく強がってみたけど、そんなわけあるはずがない。
たしかに誰にも何も言われないが、それは孤独ってこと。孤独とは、一人でいること。
そして、当たり前のことだけど、一人よりも二人の方が楽しいに決まってる。
けれど、僕は一人で生きることを選ぶ。
それが、僕に対する罰だから。
……僕ってこんなキャラだっけ。
まあいいか。どっちも僕であり、それでこその僕だ。
話が逸れた。
兎にも角にも僕は家に帰りたくない。
だから、あと少しだけここで暇を潰そうと思う。
とはいっても、ここでぼんやりとしているだけだ。
そんなのは皆もつまらないだろう。
だから。
あとはよろしくね、立花さん。
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