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えー、はい。よろしく頼まれました、立花です。
にしても、誠クン。急に来てまた帰ってくからビックリしちゃった。
まあ、仕方がないか。うん、仕方がない。
なぁんて。
いってみたけど、何が仕方がないんだろ。
……ま、考えてもキリがないし。
早く教室に行こう。
教室前。
「やっと着いた…」
やたらと長い階段を昇って、教室に入る。
「おっはよー!!」
席に着くなりいきなり話しかけてきた彼女。
名前は、佐東舞。
私の、小学校以来の友達。
活発で、天真爛漫で、可愛くて、格好よくて…。
私のことを救ってくれた、親友。
「ミキ?ミーキー?」
おっと。
今はそんなこと考えてる場合じゃなかった。
「あっ、ううん。なんでもないよ。…おはよう、マイちゃん」
「そう?ならいいんだけど」
訝しげな様子でこっちを見てくる。
…と思ったら、急にニヤニヤしだした。
何かあったのかな?
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