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起床。午後3時。
我ながらよく眠ったものだ。
意外に疲れてたのかもな。
もう1時間程度で学校も終わる。
部活動に勤しむやつもいるんだろう。
俺は帰宅部だが。
……はぁ。
憂鬱だ。
何もかもがめんどくさい。
まあ仕方ないか。
まだあれから1年もたってねぇんだ。
忘れられない思い出。
誰にだって1つや2つはあるだろう。
それが吉であれ凶であれ。
俺はそれが、みんなと少しずれているだけだ。
――ねぇ誠クン、あれなに?
――誠クン?
――また明日ね
『また明日』
消えない思い。
心に空いた穴。
それを背負って生きていくことしか。
僕らにはできないんだろう。
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