柚南

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毎日隼斗を思って見つめても目が合うことはない もう隼斗と関わる事はないと思うとまた涙が出た 「…南っ……柚南っ」 ん? 「おい柚南っ!聞いてんのか?」 「あぁ、なんだ颯か」 「なんだってなんだよ。また隼斗見てんのか」 「見てないわよバーカ!早く練習しなさいよ」 「言われなくてもするよ!お前が泣きそうな顔してるからだろ!ほらっこっちこいよ」 そう言って私の手をひっぱった 「うるさいな、泣いてなんかないわよっ」 颯はいっつも気づく 誰も気づかなくても 颯だけはいつも 颯はソフトボールをしにこの学校に来ていて、ピッチャーをしている。県の代表にも選ばれていて結構上手い。 そんな颯は小さい頃からの幼馴染みで、小・中・校と一緒だ
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