小さな無口なお姫様

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歩いてたどり着いたのは総指令室。 ここに総司令様、ママがいるの。 あたしは四回ノックをして返事を待たずに中に入った。 「……別に呼び出さなくてもお家で話せばよかったんじゃない?」 入って間発いれずにいった。 「公私混同はよくないわよ、ルビちゃん。」 あたしのママ、セリカ・カレンフェルトが厳しくも優しい声で言う。 少し考えてあたしはママに返した。 「ノック?」 「それだけじゃないですよ。」 あたしの姿をまじまじと見て嘆息する。
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