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さんざん言い争いをしてから、じゃんけんに負けた俺は精算を済ませ、店を出た。
十月半ばに入り、少し肌寒くなってきた。
「ごちになりま~す」
先に外に出ていた、メンバーが、各々に言ってくる。
「わかったよ。んじゃ、帰っか?」
そうしてサークルメンバー全員で、駅まで歩いていった。
「俺、西行きの電車だし、じゃあな」
俺達に手を振って、千里は駅のホームに消えていった。
俺、愛栄、鳴海、は東行きの電車にのって帰らなければならない。
鳴海に目をやった。
ショートな髪でボーイッシュな感じだ。
くそ短いズボンに、だばだはのTシャツだ。隠れ足フェチの俺には、正直たまらんなぁ~これは。
次に愛栄に目をやった(別にやましい事は考えて無いからな)
長い艶々の黒髪には思わず見とれる位に綺麗だ。
スカートにTシャツ肩にカバンをかけている。
女のファッションはよく分からねーけど、似合ってると思う。
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