1人が本棚に入れています
本棚に追加
「………呆気ないものだな。」
スピッツの眼前には、刀を構えたライムがボロボロで立っていた。
「…………はぁはぁ。ゴフッ」
「────諦めろ。ライム・ブラットよ。貴様では私に勝てない。」
「はぁはぁ。まだ…やれる…」
バタッ
その言葉を、最後にライムは倒れピクリとも動かなくなってしまった。
「ライム・ブラットなかなかの強者であった………」
「スピッツ様!ターゲットの捕獲、それ以外の生存者を抹殺し終わりました!」
その声がする方へスピッツが、顔を向けるとカヤ・ブラットの胸に深々と剣が刺さったまま倒れていた。
「うむ。ご苦労では行くぞ。」
その言葉と共に、スピッツ率いる騎士団は山を降りはじめた。
最初のコメントを投稿しよう!