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あれから、十分前後歩き少年は自宅に帰っていた。
今は、畳がある部屋で正座をしていた。
「馬鹿野郎!!」
バンダナを着けた男の怒鳴り声。この男の名は、ライム・ブラット
「ひっ。でっでも……」
少年のキョドり声。この少年の名は、ジャック・ブラット。ライムの息子である。
「でももクソもあるか!!何度いったらわかる!!お前は、まだ子供だ!!だから一人で、狩りにいくなと。」
そうジャックは、まだ11歳一人で狩りに行くにはまだ早いのだ。
「でっでっでも、俺は、一人でビックバードを倒せた!!なのに親父が……」
「馬鹿野郎!!なにが、一人で倒せただ木の根につまずいて転んでたじゃないか!」
「ぐっ」
ジャックは、返す言葉などなかった。確かに自分は、木の根に足を引っ掻けて転んで危うく死にそうだったのだから。
「はぁー。もうこれに懲りて少しは反省しなさい。」
「はい。」
「よし。もう行っていいぞ。母さんの手伝いでもしてきなさい。」
ジャックは、言われた通り畳の部屋を出て母の手伝いをしに行った。
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