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ジャックは、台所に入り先にその場所にいた人物に声を掛けた
「母さん、なにか手伝うことある?」
そう声を掛けられた人物は、髪は腰にとどくほど長く、目はいつもニコニコしていて細い。容姿はかなり綺麗である。
名前は、カヤ・ブラット。ジャックの母である。
「あらジャック。そーねなら山に行って山菜でもとってきてちょうだい」
とニコニコと言うカヤ。ジャックは、顔を引き付けながら頷いた。
「わかったよ。山に行って山菜を取ってくればいいんだね」
正直ジャックは、先程まで山にいたので山になど行きたくなかった。だが母親の頼みなら行くしかないのだ。
ジャックは、父親よりも母親の方がよっぽど怖いのだ。
ジャックが、台所を出ようとした時である
「あっ!そうだお醤油が、切れているからやっぱり街まで行って買ってきてくれるかしら?」
ジャックは、勢いよく頷いた。それもそのはずジャックの家は山奥にあるので街に行くなど滅多にないのだから。
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