姫宮芽衣ちゃんと、いう子

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「あぁ…今日も凄くステキ…」 「かっこいいわ~」 はぁ、イライラする。 「一度で良いからあのスラリとした体に包んでもらいたい…」 ふん。 そんなの死んでもごめんだ。 「本当…」 「毎日見てても飽きないっ」 もういい加減飽きてよ… はぁ、 お願いだから… 静かにしてくれないかな、 「「「本当、芽衣様ステキッー!!!」」」 ──ブチッ 女子の群がる叫び声に頭にきた私が叫ぼうとした瞬間、 「うっさいわ!さっきから集中できないから静かにしろっ!!!」 私の替わりに叫んだのは同じ弓道部の恵理だった、 「何よあいつー」 「ひがんでんじゃない?」 「あいつに言ってんじゃないのにね~」 はぁ…。 本当弓道部のみんなには申し訳ない。  
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