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「私は山南です、以後よろしくお願いしますね」
「ど、どうも……姫宮昇です」
本っ当相変わらず警戒心が強いつーか、無駄に警戒しすぎだろ
大体フツー警戒すんのは俺らの方なのにこいつがこんな警戒してたら俺らが警戒できねぇてんだ
ったくよー
何なんだよ、こいつぁ。
「お前もっと何かねぇのかよ?お願いしますだとか、お世話になりますだとかよぉ」
「…お願いします……」
俺に言われたるの気に食わないないのか、昇の奴あからさまに嫌々そうに言いやがって……クソッ。
本当ムカつく野郎だ…。
こんな奴に負けたなんて本当考えただけで腹立つってんだ、
そんなこんなで今俺らが何をしてっかつーと、
こいつの入隊許可が下りて部屋割だとか……隊とかの説明をするために
近藤さんの部屋に近藤さん山南さん俺とこの生意気なクソガキの4人で集まってる訳だ、
なのにこいつの態度ときたら
いい加減その警戒心どっかやれってんだよ!
さっき縁側で総司といた時は満面の笑みだったくせによぉ、
嫌みかっ……。
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