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「俺の飼い主になって!!!」
「「はっ?」」
私と糸井さんの声が重なる
「し、雫様?!うえっ?!えぇぇぇえ??!!」
今まで冷静だった糸井さんが動揺を隠すことさえ忘れて口をあんぐりとさせる。
「ぷっふはははっ!!!
嘘に決まってんじゃん!!!俺、人に支配されるとか超、無理。
それに、次期社長だよ?!
凡人の女の犬ってさ。ぷふっー
親父になんて言われるかっ…」
「あっ、あははは。ですよね、雫様。私、一瞬旦那様への謝罪の言葉が頭をよぎりました。」
よほど、旦那様は恐いのか、糸井さんの安心っぷりは少し痛々しいほどだ
糸井さん、苦労されてるんですね…
「あっは。ごめんな?糸井。
そんで、鳴海。お前が俺の犬になれ。」
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