先生、あなたが嫌いです。

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「お前なんかに盗られて黙ってる わけないだろ・・・覚えてろ。必 ずこの仕返しはするからな」   『田波君っ・・・!』 ・・・仕返しってなんだろう。 先生とあたし・・・せっかく付き 合えたのにバラバラにされちゃう のかな・・・? ひぃ兄だけじゃなく先生もいなく なったらあたしはどうすればいい の? ・・・先生から離れたくないよ。 「・・・杉、顔に出てる。そんな 顔されたら俺の調子が狂うだ ろ。」 『・・・先生。あたしから離れて 行かないで・・・』 「・・・これ以上いうな。俺はお 前が好きだ。・・・だけど彼女が いるんだ・・・」 ・・・嘘っ?!冗談で しょ・・・? 「まあ俺ももうすぐ三十だし。い ないとおかしいだろ?」 嫌っ嫌だっ! 『下ろしてよっっっ』 《バシッ!!!!》 ・・・こんなことなら好きになら なきゃ良かった。 ー先生、あなたが好き。 そう思い続けてもいいですよ ね・・・?
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