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『ひぃ兄・・・?』
今あたしの目に映っているのは
あたしのせいで死んでしまっ
た“ひぃ兄”にそっくりな柳生。
「ちょ?!明希っ!?」
「あーっもう!何で泣いてんだ
よっ!行くぞっ」
《グィッ》
『えっ…?!』
「ちょっとあなた達待ちなさ
いっ!」
「あー、ちょっとこいつ具合悪そ
うなんでトイレ連れていきますん
で」
「わかったわ・・・田波君ちゃん
と杉さんをみてなさいよ」
「はいはい・・・」
『田波君っ・・・?』
ー田波君のことは知っていたけ
ど・・・あんまり話したことない
のにどうして・・・?
あたしは田波君に手をひかれトイ
レまできていた。
『田波君なんで・・・?』
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