先生、あなたが嫌いです。

5/12
前へ
/15ページ
次へ
『先生には教えられませ ん・・・っ』 「どうして?」 『無理だから・・・もちろん先生 以外にも無理です。』 《ギュッ》 『ひゃっ!』 「先生だけに教えて・・・?」 『だっ・・・ダメですっ・・・//』 「わかったよ。」 《カプッ》 『ビクッ) やぁっ・・・・///』 《ピチャッ・・・・》 先生があたしの首筋に噛みつき、 舌を這わせる。 「杉さん・・・いや、杉。これで もイヤ?」 『んっ・・・///イヤですっ・・//』 (プチップチッ) 先生があたしのYシャツのボタンを 外していく。 ーあたし、何してんの? こんな人ひぃ兄に似てない。 ひぃ兄はもっと優しかった。 あたしの嫌なことなんかしない。 ひぃ兄は、ひぃ兄は・・・・ 『やだっ・・・!離してよっ』 《バシッ!》 「痛っ!杉さん何すんの?!」 『先生なんか全然似てない よ・・・っ』 視界が歪む。 あたしまた泣いてんだ。 ・・・もう嫌だ。 男の人なんて嫌いだ。 ひぃ兄しかあたしにはいないん だ。 「似てないってどういうこ とっ?!杉、なくなっ て(;´Д`)」 先生の手があたしに触れる。 ・・・あったかい。 『先生っ・・・バカっ・・・田波 君から助けてくれてありが と・・・』 「・・・ん。杉泣かないで・・・ 授業でないといけないでしょ。行 こう?」 『・・・うん。』 ーあたしはこの時、先生に恋をし た。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加