勇気は夢を叶える魔法

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私は目を疑った。 振り返れば、彼がいる。 「――冬弥君?」 「チョコ、ありがと!」 「えっ!? 私チョコなんて――」 「これ」 冬弥君は短く声を発して、デコレーションされた小さな箱を取り出す。 私は、その箱を知っている。 だってそれは今日、美紀にあげたはずのチョコなのだから。
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