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今日は2月14日。
年に一度の最悪な日。
どうして神様はそんな日を作ったのだろう?
「吉野君。おはよう」
「お、おは、よよう」
雄基は貰えないと分かっていながらも心の中では少しは期待していた。
「どうしたの?」
「きき、今日も良い天気ですな」
明らかにチョコを欲しがっている。
「いい天気だね」
こうして放課後まできてしまった。
「吉野君また明日」
彼女は帰ってしまった。
雄基は最後の希望下駄箱を開けたが臭い靴しか置いてなかった。
「結果0個かよ」
雄基はがっかりしながら家に帰ってきた。
何の気無しにポストを開けるとなんとチョコレートが入っていた。
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