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俺は喜助が戻ってくる前に教室へ歩みを進めた。
これは別にイジメではないのだ。
喜助も前にやられていた事だ。
ついでに言うと俺がやった。
他の男子もやられたりやったりと右往左往。
つまりはバカな男子高校生のバカなスキンシップの一端でしかないのだ。
楽しくもあり、俺は心のどこかで馬鹿馬鹿しいと嘲笑う。
教室に着いた俺は自分の席にある制服を見る。
案の定予想は的中。
制服の上にはバケツが被っており机と床を水浸しにしていた。
下らない。本当に下らない。しかし楽しい。
しかし馬鹿馬鹿しい。
一体この行為にいくつの意味があるというのか。
そんなこんなで俺は浸水しているパンツを履いたまま濡れたズボンを履く。
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