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???「行ってきまーす」
女の子がドアを開け、外へ飛び出していく。
今出て行ったのが俺の妹だ。
今日はその妹が小学校を卒業する日だ。
「ふぅ、準備するか」
俺は朝食を食べ終わり、自分の部屋に行き、クローゼットを開く。
その中から式服を取り、着替えていく。
着替えが終えると携帯電話をポケットに入れ、財布は使わないだろうと思い机に置いていく。
戸締まりをして玄関へ行き、靴を履く。そして、外へ出る為、扉を開けると強い光が俺を襲う。
「っ……」
とっさに目を閉じ手を翳すがいきなりだった為、目が一時的に見えなくなってしまった。
強い光に目が馴れてきて、ゆっくりと目を開き、光の正体を確かめる。
「何だこれ?」
いつもなら、外が見えて向かい側の家が見える。だが、光が邪魔をして、その景色が見えなくなっていた。
「……なっ!」
しばらくの間、光を見ていると光と同色の触手が出てきて俺に巻き付いてくる。
「クッ!」
不意を突かれ、右腕が触手に捕まり、解こうとするが力が強く触手から抜け出せない。
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