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「……ん」
ゆっくりと目覚め、周りを見渡すと気を失う前とは違う景色が広がっていた。
そこは遺跡のような部屋で、壁には不思議な絵が書いてあるがどういう意味が含まれているかは分からない。
???「君、大丈夫?」
振り向くとマントのような物を羽織った茶髪の男性が立っていた。
零「あぁ、大丈夫だが……お前は?」
リック「僕は、〈リック・クラスト〉。それよりも君は? それに何処から来たんだい?」
俺は自分の名前とさっきまでの状況をリックに全て話した。
リック「そして、意識がはっきりすると、この場所にいた……と」
零「あぁ……何だったんだ、あれは……」
触手について考えていると、リックから一つ提案が出る。
リック「もしかしたら魔法じゃないかな? 多分、その魔法で君はここに移動させられたんだろう」
零「その前に、魔法って何だ?」
リック「えっ、魔法知らないの?」
リックは驚くが、零にはその意味が分からない。
零「当たり前だろ、見たことも無いものをどうやって知るんだ?」
リック「見たことも無いって……もしかして君は、地球の人なの?」
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