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不意打ちとはいえあの程度の攻撃をくらうとは、僕もまだまだである。反省せねば。
「やったか!?」
土煙の向こうから声が聞こえる。
やったか!?とかもろ生存フラグだろうに。
まぁ、実際僕は無傷なんだけどさ。
けどまあ、増援とは嬉しい誤算だ。
わさわざ力を抑制してるぐらいだ。多分あの銀髪は力を隠してるんだろうし、そうとう追い詰められない限り仲間の前で本気は出さないだろう。
学生数人の力とあの銀髪の本気。
おそらく後者の方が断然強い。
仲間という足枷は、僕にとっては実に喜ばしいことだ。
「召喚、デスサイズ」
僕の呟きに呼応するかのように、虚空から大鎌が現れる。
黒々とした柄と複雑な文様が刻まれた刃が印象的な、僕の愛武器だ。
さて、早急に葬らせて貰おうとしよう。
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