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第4章~名もなき花~
名も無き花をあなたに
そっと夜風にのせて
名も無き花をあなたに
冷たい息吹を避ける様に
名も無き花がいつまでも
咲き乱れるこの丘で
名も無き花よどうか
僕の気持ちをとどけて?
抱いて欲しい…いつまでも
この世が終わり告げるまで
きつくきつくどうか
寂しさが紛れますように
そっといつまで…
冬の花が舞いちって
この街にも冬がくる
冬の花が舞いちって
イルミネーション きらきら光る
冬の花よ舞ながら
僕たちを包んでおくれ
冬の花が舞い散った
生命が息吹きをあげる
夢から覚める
…瞳をあけて
名も無き街に咲く花は
冬の香りがして
名も無き街が動き出す
春の息吹とともに
名も無き街はいつまで
僕たちを暖かく包む
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