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第5章~溺れ落ちて~
まるで鳥の羽根のように
私はあなたに落ちていく
ふわりふわりと舞うように
ゆっくりあなたに落ちていく
流砂に飲まれるが如く
わたしはあなたに溺れてく
決して逃れられぬ事はわかってる
それでも、わたしは溺れてく
あなたという穴に
わたしの心は落ちていく
互いの隙間を埋めるが如く
すっぽりあなたに落ちていく
逃れられぬ恋ならば
どうぞわたしを離さないで
足掻く術すら持たぬわたしは徐々にあなたに溺れてく
ゆらりふわりと溺れてく
わたしをどうぞ召し上がれ
逃れらぬこのわたし
骨までどうぞ・・・召し上がれ?
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