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つまり、本気でﾓｼﾞｬ男のことを好きな女の子には、きちんと返事をするってことなのか…
「そうだったんですね…」
ﾓｼﾞｬ男のこと、まだまだ知らないことが多いな…
「俺も人を好きな気持ちはわかるし、片想いの気持ちもわかるからな…。俺、最初は見てるだけで満足だったんだ。」
「え…？」
「ひよりのこと。」
「私…？」
「そ。ひよりの笑顔を見るだけで満足だった。だけど、中学の頃からｸﾗｽの中で付き合ったりするﾔﾂが出てきてさ。もし、ひよりに好きな男ができたらって考えたら気が気じゃなかった…。どうすれば、ひよりを自分のﾓﾉにできるか…そんなことばっかり考えてた。だけど、実際は眼鏡を外さないとﾏﾄﾓにひよりを見れない始末でさ…。もどかしくて、すっげーｲﾗｲﾗした。」
ﾓｼﾞｬ男は、一旦そこで話を止めると掴んでいた私の手をそのまま口に運んでｶﾞﾄｰｼｮｺﾗをﾊﾟｸｯと食べた。
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