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今、学校に着いたのかな？
「おはようございます。お兄ちゃんが貰ったﾁｮｺを箱詰めしてるんですよ。」
「おはよ。郁斗は、相変わらず男にだけﾓﾃるよなぁ。去年よりﾁｮｺの数多いんじゃね？」
「うるせーよ!!」
ﾓｼﾞｬ男の声が聞こえていたのか、お兄ちゃんは文句を言いながらも男子生徒からﾁｮｺを受け取っていた。
「ひより。俺も手伝う。」
「え…？でも…」
何だか、悪い気がする。
「二人の方が早く終わる。早く終わったら、その分二人っきりになれる時間も増えるし。俺、早くひよりを食べたい。ずっと、我慢してるんだけど。」
!!!!!?
「た、食べ…？」
「だって、今日はﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝﾃﾞｰだろ？ひよりを食べる日じゃん。」
「いや、違うから!!ﾁｮｺを貰う日です!!」
「じゃあ、俺にﾁｮｺあるのか？」
「ありますよ。」
「買ったやつ？」
「いえ、手作りです。」
「…………。」
何、その沈黙。
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