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「あ、あの…」
「どうして、こんなに鈍感なんだよ？あんなにわかりやすいのに。まぁ、いい。来年からは、一番最初にﾁｮｺを渡すのは俺。わかったな？」
「は、はい。わかりました。」
来年からってことは…
来年以降もﾓｼﾞｬ男にﾁｮｺを渡せるってことか…
つまり、ずっとﾓｼﾞｬ男のそばにいてもいいってことだよね？
何だか、凄く嬉しい…
「なに、ﾆﾔﾆﾔしてるんだよ。」
「ﾆﾔﾆﾔしてません!!何でもないです。」
「…じゃあ、他の奴らにﾁｮｺ渡しに行くぞ？」
「え…？一緒に来てくれるんですか？」
「当たり前。本命だって勘違いされても困るし。それに、ひよりと…ずっと一緒にいたい。」
私に対する自分の気持ちには、めんどくさがらず素直に言ってくれるﾓｼﾞｬ男。
だけど、正直…
心臓には、悪い。
心臓がﾊﾞｸﾊﾞｸし始めたし、顔が熱い…
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