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「あぁ。」
お兄ちゃん、モジャ男に丸め込まれちゃってるよ…。
チョコの箱詰めが終わると…
「3箱を一人で持っていくのは無理だから、枢…2箱俺の教室まで運べ。」
何だか、むちゃくちゃなことを言い始めたお兄ちゃん。
「何でだよ!!せめて1箱だろ!!」
うん、私もそう思う。
「うるさい。お前、すぐ帰るんだろ?俺は、この箱持って職員室に行かなくちゃいけねぇんだよ。文句言うなら、ひよりを泊まらせねぇぞ?」
私を脅す材料に使わないでいただきたいんだけど…
「…わかったよ。運べばいーんだろ?ひより、行くぞ。」
「あ、はい。」
モジャ男についていこうとすると、とっさにお兄ちゃんに抱き締められた。
「お兄ちゃん…?」
「明日までひよりに会えないから充電させて?明日は、お兄ちゃんと一緒に寝ような?」
何だか、お兄ちゃん寂しそう…
「…うん。」
「じゃあ、約束のチューは?」
「え…?ここで!?」
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