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「そ。ここで。」
「皆が見てるよ?」
「いいだろ?皆、俺達がシスコンとブラコンだって知ってるんだし。」
それは、それでちょっと嫌なんだけど…
「おーい。何やってんだよ?」
あ。モジャ男が呼んでる。
ていうか、ものすごい速さで戻ってきた。
音も無く、スタスタスタ…ってまるで忍者だよ。
「明日までひよりがいないから充電してんだよ。」
お兄ちゃんは、そう言うとチュッと私の唇にキスをした。
「!!てめぇ…」
「何だよ?もしかして、妬いたのか?」
あ。モジャ男の動きが止まった。
「…………。」
「へぇ、図星か。お前でも妬いたりするんだな。意外。まぁ、俺に妬くだけ無駄だぞ?ひよりと抱き締め合ったりキスするのは日常茶飯事だから。な?ひより。」
「う、うん…」
「俺達、愛し合ってるから。」
あぁ、モジャ男の顔が…
めちゃくちゃ怖い。
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