ガトーショコラ

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「じゃあ、ひよりをちょーだい。」 「??私ですか?私、既に枢のものじゃないんですか?彼女だし…」 「あぁ…」 え。 モジャ男、両手で顔を覆って座り込んだんだけど…。 「ちょ…どうしたんですか!?大丈夫ですか?」 「大丈夫…じゃねぇ。可愛くて可愛くて…あぁ、ヤバイ。マジでヤバイ…」 明らかに、何かおかしい… 「枢…?」 「ひより…」 「は、はい。」 「俺のモノだって言ったからには…覚悟しとけよ。」 「な、何を!?」 「いろいろと。今から一時間の内に心の準備しとけ。よし、さっさと用事済ませるぞ。」 一時間後に一体何があるんだろう… 心の準備って… 「ほら、早く来い。」 はやっ!! もうあんなところに行ってるし!! 「待って下さいよ!!」 玄関に入ると、私は靴箱からスリッパを取りだし履き替えてからモジャ男の元へ向かった。 .
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