1383人が本棚に入れています
本棚に追加
再度、モジャ男の顔が近づいたと思ったら…
二回目のキス。
初めは、触れるだけだったのに何度も角度を変えてキスをするうちに、舌を絡ませる深いキスになっていった。
いつもより優しいキスが、何だかモジャ男の想いが伝わってくるようで…
胸がキュンと痛くなった。
「っ…ん…」
漸く唇が離れると、熱っぽい瞳で私を見つめるモジャ男と目が合った。
「…そんな名残惜しそうな顔すんな。続きしたい?」
私、名残惜しそうな顔してるのかな?
でも、もっとモジャ男とキスしたいのは確か。
「…はぃ。」
「だったら、早く俺んちに帰るぞ。さすがに、ココで続きはできねーし。」
…………。
ここが、靴箱だと気づくまで約50秒。
はっ!!!!!?
慌てて周りを見渡すと、私達を避けるようにその場をそそくさと離れるモジャ男のクラスメイト達。
…恥ずかしすぎる!!
.
最初のコメントを投稿しよう!