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穴があったら入りたい。
いや、もう泡になって消えてなくなりたい。
まだ箱詰めしていないチョコの山に顔を突っ込むと、悶え苦しんだ。
「あ゙ぁ-------っ!!!!恥ずかしすぎる!!」
「あははっ。やっぱり、ひよりは面白いな。見てて飽きねぇ。テンパり具合が笑える。」
笑えねぇよ!!
モジャ男も、少しは恥ずかしがろうよ!!
はっ!!!!
「…もしかして、ずっと気づいていたんですか?」
「何が?」
「人がいること。」
「俺、ひよりしか見えてねぇから他のヤツとか知らねぇよ。それに、キスに夢中だったし。」
…………。
真剣な顔をして、そんなことを言うから心臓がまたバクバクと動き始めちゃったよ…
「か、枢は…恥ずかしくないんですか?キスするところ見られて。」
「全然。むしろ、ひよりは俺のモノだってもっと見せつけてやりたい。集会がある時に、ステージに立って皆の前でキスしたりとか。」
…勘弁して下さい。
さっきまで、心臓がバクバクしていたのにピーッと停止したみたいに動きが鈍くなったよ…
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