1383人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
いや、ぶっ殺すのは勘弁してほしいけど。
だけど、お兄ちゃんの言葉でやる気が出てきた。
「…頑張ってｶﾞﾄｰｼｮｺﾗ作って枢に渡してみる。今日は、寝られないかもしれないけど…」
「おぉ。頑張れ。」
それから、またｶﾞﾄｰｼｮｺﾗを作り始め…
気がついたら、深夜２時を過ぎていた。
「これも、失敗だよ…」
時間的に、あと一回しか作れないな…。
計量通りに作ってるはずなんだけどなぁ…
適当に作ったｸｯｷｰの方が美味しいなんて…
…………。
一か八かの賭けだけど、計量関係なしに適当に作ってみようかな。
ｶﾞﾄｰｼｮｺﾗを焼いている間に、ｸｯｷｰを一つ一つﾗｯﾋﾟﾝｸﾞして…
焼き上がって、冷めた頃には朝の５時を過ぎていた。
粉砂糖を表面にふりかけ、急いでｹｰｷの箱に詰めると綺麗にﾗｯﾋﾟﾝｸﾞをした。
と、その時…
味見してないことに気づいた。
最悪だ。
.
最初のコメントを投稿しよう！