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「なんかちゃんと話すのって久しぶりだな。」
「会っても挨拶ぐらいだもんね。覚えてる？高校生のとき桜木くんが、あたしを見つけてくれたときの事。」
「あぁ。修学旅行で京都に行ったときのだろ？」
修学旅行での京都で彩乃は迷子になった事があった。
そのとき、京都の街中で彩乃を見つけ出したのが悠斗だった。
「見つけたときの東城、半泣きだったよな？(笑)」
「あれは、泣いてないから！」
少し顔を赤らめて反論する彩乃。
「あの後、東城の弟がわざわざ東京から京都まで駆けつけたんだよな。あれからお前の弟がシスコンだって発覚して皆、笑ってたな。」
「だから、弟は極度の勘違い男なだけなんだって！」
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