お姫様は電子音で眠る

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さあ 遊ぼ!メリーゴーランド まわる まわる アナタの下へ キリンの男爵 顔を出し 「一緒に如何?」と手を出し笑ってた ごめんなさい、おじさま 私あの人を待たせてる 寂しんぼだからいじけちゃうの 今度のまた会うその時に預けましょ タレ目のラブラドール 眠そうな目で  ラビマ ラビマ 私に付いて来るの  そうね、君も一緒に向かいましょ! 大好きな 大切な アナタが待ってるあの場所へ 何処へも 行かないで どうか心もすぐ傍で 花を詰んだら 冠にして  アナタに送るプレゼント もう 待ちきれないの すぐに会いに行くから 街を通り抜けて  馬車が道を踏み鳴らしてる 「危ないよ」と優しい運転手 カラカラと車輪の音 遠くなる 気味悪い道化師が  鳴らす鳴らす 陽気にタップダンス 見えないフリをしてやり過ごすの ほらね、もうすぐ約束の場所よ 大きなラブラドール 小鳥達と  ハミナ ハミナ 賑やかな道の先  空の機嫌がよくなさそうで… 声がする 遠くから 滴る雨の泣き声が どうしたの?寂しいの? 私に声は聞こえてるわ お話しましょ 独りじゃないわ 皆で楽しく笑いましょ 涙の落ちる道を 愛が包んだ 道の突き当たりの 小さな雨よけで アナタは夢の中  心地良さそうに…… ねむるの 声はもう 泣きやんだ 雲の切れ目から陽が射して 何処からか 祝福の 歌声が鳴り出していた 大好きな 大切な  アナタに伝えたい この気持ち 眠っている その頬に  口付けをして閉じ込めた ねぇ いつまでも ここにいさせて 最初で最後の我が儘よ もう離れたくないの 私の物語 ララルラ
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